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アトピー性皮膚炎奮闘記 大人編 重度化それに伴うかかわり方!

投稿日:2016年10月21日 更新日:

卒業し社会人として歩み始めた時、私はアトピー性皮膚炎保持者としてごく普通に生活していました。

順風満帆とはいきませんでしたが、今考えると当時はまだ重度化するなんて思いませんでした。その程度だったのですね。いろんな意味で。

事態は親元を離れて暮らすようになってからのことです。

”ある災害”が後に回りまわって私の人生に大きな影響を与えたのです。生活全般から価値観に至るまで。

そのことを少し書きたいと思います。

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アトピー性皮膚炎 成人してからのかかわり方

その頃私は”外での現場仕事”を生業にしていました。決してアトピーによろしい仕事内容ではありませんが、特に目立ってひどくなることはありませんでした。

ほぼ毎日のスケジュールは決まっており変わらないものでした。それは”その日”まででした。

1995年1月某日関西圏に大きな地震が起きました。都市型直下型としては当時最大級、街は壊滅的ダメージを受けました。
幸い、私の住む町はそこからは大分離れていたので倒壊などの被害にはあいませんでしたが、当時の揺れは今でも覚えています。

その後私は様々な関わりにより、仕事をしつつボランティア活動を行っていました。被災地に物資を届けたり建物の修復の一環をお手伝いしたりなど・・・
その時の体験と使命感は、忘れられない貴重な財産です。

さて、そんな生活は自身を省みないものでした。特に食生活は荒れ放題、インスタント食品にファストフードにあけくれ、某中華料理店のラーメンを週5回も食べたりとか・・

そんな生活も落ち着きを取り戻してきたある日、事件は起きました。と言っても特別なにかがあった訳ではありません。
普通に風呂に入り、夕食を食べ、寝床に着いた時です。体はそれなりに疲れているのに中々眠れません。いつものように体をポリポリ掻いてる最中に段々眠くなるはずなのに。

私は違和感を感じ布団を飛び出しました「中に何かいる!?」布団をはいで確かめるも何もありませんしいません。
もう一度寝ようと布団に入り段々温かくなってくると違和感を再び感じるのです。例えるなら布団の中にもぞもぞと虫が数百匹うごめいてるような感じ。

どんどん加速するのは全身を掻くスピード。バリバリボリボリ。気が付くと窓が明るくなり朝日が出る時間でした。

これが私の重症アトピーの幕開けです。

アトピー性皮膚炎は成人してからの方が重症化しやすい?

その日を境に私は”不眠生活”を送るようになりました。眠いのに体を掻き続ける日々が続き、睡魔で意識が遠のくときだけ”眠る”という生活が続きました。

当然、昼間も意識は朦朧、何度も現場で”死にそう”な経験をしました。
心身共に悪循環の私のコンディションは最悪、アトピーは基本乾燥系で全身に回り、手のひらと足の裏以外は掻いていました。顔もボロボロで眉毛もごっそり抜け落ちました。

そのころ、重症アトピーを経験し回復した知り合いから勧められた治療を試みることにしました。様々な縁がきっかけで時間・費用の面で工面が付いたのです。

某地方の最果てにあった病院に”入院”する運びとなりました。往復を含めて10日前後でした。そのひと時は”天国”でした。
治療が進むにつれ、夜は久しぶりに”ぐっすり眠る”ことが出来たのです。あれだけ悩まされた痒みが、そこではぜんぜん痒くないのです。まさに奇跡でした。

”退院”し帰ってきた後は、病院でもらった薬と生活全般で守るべき指示を守り、以前とは比べ物にならないほど快適に過ごすことが出来るようになりました。

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勿論、完璧ではありませんのでコンディションは変化します。しかし、最悪の時期に舞い戻ることや一晩中痒くて眠れない事態に逆戻りすることはありません。
2回目の”入院”を幸いにも経験することなく今日まで過ごしております。

アトピー性皮膚炎 成人後 これから

その後私は病院の指示に基本従いつつも脱線してコンディションを崩すたびにクスリをもらい調子を整える生活を送っていました。

事実上依存する形で生活が成り立っていました。費用がかさみかなり苦しい思いをしましたが背に腹は代えられないと思い続けていました。

現在はと言いますと、実はここ何年も塗り薬も飲み薬も使用していません。町の皮膚科で以前貰ったことのある軟膏を適宜使用しているだけです。
自分のコンディションを保つ方法を掴むことが出来ているため、特に何もせず過ごしています。食事コントロールには気を使っているつもりです。

自分の場合圧倒的に”食生活”が乱れるとアトピーの状態が悪くなるので、実体験をもとにメニューを考慮し、体調の良しあしで選択するようにしています。

今のところ、これ以上何かをしようとは思っていませんし、”完全に治そう”と躍起になっていろいろな治療法をあたるつもりもありません。
現在の状態を保つことをベストと考え、もし、別の理由で悪化する事態になったとしたらその時考えることにしています。

まとめ

いかがでしょうか?これはあくまで私個人の体験談に過ぎません。実を言いますと体質的にアトピーは弱い方だと言われています。ですからここまでの回復がみられれたのかもしれません。

しかし一時は重症化し大変なこともありました。それでもラッキーなめぐり合わせで救われた感もあります。確かに私は幸福な方だと思います。

さて、アトピーに人生を翻弄され、幼少時代から成人後に至るまで”普通の人生”を送ることを放棄せざるを得ませんでした。

体力的にも金銭的にも、健康な人が払わなくてもいい費用を長年にわたって費やしてきました。それは人生の損失以外の何物でもありません。

それでも私は決して不幸ではありません。

強制的にでしたがアトピーと付き合うことで、他の人が得られない貴重な”経験”を得ました。様々な人との出会いから”学び”を得ました。

”普通の暮らし”から遠ざかることで、人とは違う未来を見つけることが出来ました。すべては”縁”だと私は考えます。

もしかしたら、今あなたは重症アトピーの真っ最中でそんなこと言える余裕なんてないかもしれません。経験者としてその気持ち分かります。

某先生の言葉ではありませんが「諦めたらそこで試合終了です」。

ガイドラインに沿った指示にちゃんと従っていますか?今始めている治療があるなら根気よく続けてますか?あれこれと振り回されてませんか?いくつも中途半端に手を付けると大抵芳しい成果は得られません。

”普通と違う”ことを恐れないで下さい。人の目を過度に恐れないで下さい。今の自分がすべてだと思わないで下さい。

おそらく一生、アトピーと離れられないでしょう。私もそうです。今の時代、選択肢はいくつもあります。上手に付き合いながら自分らしい仕事も遊びもいっぱいありますから!

正直いって、今後さらに齢を重ねた時どうなるか分かりません。不自由な身の上で治りの遅い老体に”あの痒み”に襲われたらと考えると・・・恐怖です。

私はこれからも”今”を生きるために精一杯生きます!  共に頑張りましょう!!!

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